「長編小説を完成させた人へ15の質問」

レイシャルメモリー 〜蒼き血の伝承〜 編


1.お名前、サイト名、完成した小説名をおしえてください。

名前 : 柚希 実(ゆずき みのる)
サイト名 : Fayerie(フェイエリー)
小説名 : レイシャルメモリー 〜蒼き血の伝承〜


2.この話を最初に思いついたのはいつ頃ですか。また、書き終えたのはいつですか。

世界を作り始めたのは小学5年生から、そこから切り取ってきたのは1992年、2度の挫折の後、HPに掲載のために書き始めたのは2002年11月21日、書き終えたのは2006年12月11日です。


3.実際の執筆期間はどのくらいですか。

休み無く書いていましたので、4年と1ヶ月です。3年間くらいだと思ってました;


4.話の長さはどのくらいですか(原稿用紙換算枚数、プレーンテキストKB等)

原稿用紙換算枚数1955枚です。書き出した頃は1000枚強で終わると思っていました。(T-T)


5.登場人物は何人ですか。

ええっ?! そ、そんなこと聞くっ?! あわあわ;;;
名前があるのは49人+神様2人+鳥2羽。名前だけで実際出てこない人が4人ほど。名前がついていないけど出てきてセリフがあったのは妖精さんが3人、人間5人? (忘れてる可能性大) それからメナウルの人口が>ぉぃ; 主要人物はフォースとリディアくらいなんですけどね。←大雑把すぎ?


6.この作品はあなたにとっていくつ目の完成作になりますか。また、いくつ目の長編完成作ですか。

お話を書き始めたのが子供の頃なので、何作目かは全然分かりません。完結した長編としては8〜9本目かと。長編に限って言えば、長さはたぶん短い方から3〜4番目くらいです。←ここ、笑うところですよ。


7.この話を書こうと思ったきっかけは何ですか。

とにかくレイシャルメモリーを書き上げてしまわなければ、他のどこも向けない、どこにも行けないという状態でしたので。もうね、ライフワークにしてたまるか! 他のモノだって書きたいんだ! 絶対終わらせてやる! と、意地で書き始めました。でも今、頭の中が真っ白で; 他に何か書きたかったんだっけ? という気分です。なかなかに情けないです。


8.書いているとき、気をつけていたことはありますか。

長い話なので、主要キャラにはできるだけ複数の役割を持たせること、作ったアイテムを使い倒すことには気をつけていました。文章的には、一つの場面に三人四人は当たり前という状況が多かったので、誰のセリフかしっかり分かるようにしようと必死でした。きちんとできているといいのですけれど。


9.話を書いている最中、楽しかったこと・嬉しかったことは何ですか。逆に、つらかったこと・大変だったことは何ですか。

書いていられること、書いたモノに対して皆様から様々な反応をいただけることが、とても楽しく嬉しかったです。あと、このお話に関して、自分以外の方とお話しできるというのも幸せなことです。こればっかりは公開していないと味わえないんですよね。
書いている上での困った&しんどいは、たいてい「面白い」ので、つらくも大変にもならないのですが。一部後半から二部を書いている間は、とにかくキャラの感情が暗い悲しい寂しいで。書いていない時間帯も状況やセリフを考えていたため、私まで暗くなってしまっていました。均衡をとるために「大切な人」が増殖するという結果になったわけですが。今考えれば、二本同時進行ができるようになっただけ幸運だったです。


10.書いている時、途中で投げ出したくなったりしましたか。

全然。サイトを作ってからは、進まなくても「この野郎!」と意地になるタイプに転身してます。サイトを作る前と作った後の差は、サイトに来てくださる皆様の存在だけ。というわけで、二度挫折したこのお話を最後まで書けたのは、間違いなく皆様のおかげなのです。感謝しています。ありがとうございます。m(_ _)m


11.この話で一番書きたかったことは何ですか。

こういった質問に私が「これです」とはっきり言わないのは、読んでくださった方が「そうなんだ」と軌道修正されてしまうかもしれないからです。それって物凄くもったいないと思うのです。
でも、分析したいんだ、という方のために。最初の一歩は、ある動機から「完結したら現在の世界にそっくり」なお話が書きたいと思ったことです。そっくりになったとは言い切れないのですが、今の自分にやれるだけのことはできたと思うので満足しています。……、というところから想像してやってください。


12.書き終わった時の気持ちをおしえてください。

正直、なんだかよく分からないです。いえ、書き上がった充実感と、やっと彼らを解放できて嬉しいけど寂しい、などという気持ちは、他に完をうった時と同じように存在しているのですが。ゲームをクリアしてFINの文字を見て、リセットボタンを押して次の画面を待っている、といった感じですかね。ボーッとしてるというか。そこ、いつもって言わない。いつもよりボーッとしてるんだから。


13.これからも長編小説を書きますか。

今は空っぽですが、たぶんまた何か思いついて書きはじめてしまうと思います。いくらなんでも、ここまで長くはしないつもりですが。いえ、枚数音痴の私のことだから、長さは予測が付かないのですけれども。


14.長編小説に挑戦する人へアドバイスをください。

どんなに長くても、完結に向かって書き続けていれば終わるみたいですよ? や、まだ書き上げちゃった驚きから脱出できていないので、他には何とも。


15.この作品への思いの丈を語ってください。

ようやく完結まで持ち込むことができました。本当に長かったです。そして、また一人嫁に出してしまった、という気分です。読んでくださった時間に見合うだけの「何か」を残せていなくてはならないのですが、どこまでできているのか想像もできないのが、まぁなんとも未熟なわけで。少しでも完璧な嫁を嫁がせられるように、これからも精進していきたいと思います。
最後までお付き合いいただき、まことにありがとうございました。m(_ _)m〜☆

from超・長編小説同盟