みずえ

みずえは大人になるのが嫌だった。
足も長くなるし、腕だってそうだ。
気になる余計な脂肪だって無くなるだろう。
それにしっぽも……。
でも、どう見てもオタマジャクシの方が
可愛いと思った。







番外編 みずえ

みずえは初めて男の人に声をかけられた。
「お茶飲みに行かない?」
みずえはその人の方を向いた。
そして愕然とした。
その人は、ある大学の
有名な生物の教授だった。




完結編 みずえ

みずえは教授からなんとか逃げ切った。
振り返ると、今度は男性に声をかけている。
(逃げて)と思った時には、
彼はひとっとびでみずえの隣にいた。
その脚力と精悍さに、
みずえは大人になりたい、と真剣に思った。



「完結編 みずえ」は、55555hitキリ番小説です。
みずえの続編ということで、うけたまわりました。
みずきあかね様、リクエストありがとうございました。


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