アルテーリアの辞典
ネタバレ版

2009.7.23版


ここは、シリーズ小説の世界に登場する国、人、品物の名前、事件などを、すっかりネタバレしながら、「これ誰?」「これ何?」「ここどこ?」といった疑問にお答えするページです。自ら項目は増やさないつもりですが、ご要望があれば付け足します。

                  

※レイシャルメモリー開始時点での年齢を記述しています。
※カッコが付いているものは、その作品内のみに該当する記述です。
(脇)……「脇道のない迷路」
(真)……「嘘の中の真実」
(鞘)……「鞘の剣」
(緑)……「新緑の枯樹」
(レ)……「レイシャルメモリー 〜蒼き血の伝承〜」
(後)……「レイシャルメモリー後刻」


←これはネタバレ版では新人さんの印です。そのままネタバレてます。
←ネタバレ記述の前に入る印です。それ以前は通常版そのままです。

文末にあるは、内容が変わっていない「異世界FTキャラを質問攻め(50項目)」がある印です。をクリックで答えのページに飛びます。レイシャルメモリー開始時期の答えですので、キャラがどの程度ネコをかぶっていたか、分かっていただけるかと。


なお、「○○」も辞典に付け足して欲しいという要望、
または、柚希のボケに気が付いた時は、
各種BBSメールフォーム、などで連絡をお願いします。


ア行

アイーダ……メナウルの町。城都の北にある。ウィンの履歴には、生まれがアイーダとの記述がある。 ウィンはライザナルの人間で、アイーダ出身というのはメナウルで兵士になるための嘘。第3部2章2でクエイドの私兵に襲撃にあった場所。
アジル……フォースの隊の兵士。隊の中では親分的存在。フォースより少し背が低くガッシリした体つき。いつもロングソードを背負っている。茶髪茶眼。 後刻では、フォースについてライザナルの兵士になっている。その後農業を営む。
アテミア……本職ソリスト。 レイシャルメモリーの最後の方でソリストに復帰。
アネシス神……シアネルで信仰されている女神。
アリシア……フォースが5歳から8歳までヴァレスに住んでいた時の使用人、マルフィの娘。22歳。フォースには姉のような存在。看護士。茶髪茶眼。 フォースの初恋の相手。レイシャルメモリー第3部でバックスと結婚、後刻「その温かな手の中で」で女の子を出産、ネブリカと名付ける。
アルテーリア……ディーヴァ山脈を囲む、メナウル、ライザナル、シアネル、パドヴァルの4カ国を指す地名。
アルトス……ライザナルの軍部総大将。28歳。ライザナルの軍部ではお偉方の印であるダークグレイの鎧に身を包んでいる。漆黒の瞳と髪を持つ。 エレン誘拐の唯一の目撃者であり、守れなかった怒りから強くなったと言われている。レイクスがライザナルに戻っている間、護衛をしていた。レイクス婚礼後、基本マクラーン城所属だが、移動時の護衛としてマクラーンとルジェナを行き来するようになる。
イアン……行方不明の下位騎士。(緑)  城都の中庭にある樹にいるドリアードに、妖精世界へと引きずり込まれて行方不明になる。ドリアード死亡と共に現世に戻るが、見た目で10歳ほど歳を取っていた。その後、神殿警備に配属になる。
イージス……ニーニアの専属騎士。女性。薄い茶色の髪と瞳。 レイクスがメナウルに戻る少し前に、リディア拉致の隊長を勤めて失敗。レイクスを護衛するためにメナウルに残り、城都との行き来に付き添った。レイクス婚礼後、リディアの護衛に就く。後、女性騎士を育てる教官を兼任する。
ヴァレス……メナウルにある町の名前。中心に高い鐘塔を持つ神殿があり、その神殿を囲むように広がる前線に程近い町。騎士や兵士が多く、必然的に彼らが寝泊まりする宿や酒場も多い。フォースが5歳から8歳まで住んでいた。 シャイア神降臨後、フォースとリディアはヴァレスの神殿に滞在する。術師街にはタスリルの薬屋がある。「大切な人」の舞台はここ。
ウィン……ゼインの隊(神殿警備)の兵士。神殿の侵入者を、センガと一緒に連行した。(緑)  シャイア神の巫女と勘違いをし、センガ、ダールと共にリディア暗殺に奔走する。失敗後、フォースの手によってライザナルで釈放。怪物化した妖精の弱点をフォースに教え、手に入れた妖精の目玉と引き替えに、ラジェスにある城を手に入れる。フォースにとって、単純な情報屋としてだけではなく、反皇帝派の意見も聞ける無くてはならない人間となる。
ヴェーナ……ナディエール、エスフィル、トルヴァールの3つの国を指す地名。
ヴェルナ……城都に住む、バックスの知人。25歳(作中23歳)。ブラウンの瞳に亜麻色の髪。(真) 嘘の中の真実」で、フォースがリディアへの感情に気付く前の、一夜限りだが真剣な恋愛の相手。その3ヶ月後、ヴェルナは結婚のため実家に戻った。
ヴォルタ湖……メナウルにある湖。城都の南、ゴートの北にある。
エスフィル……有命の地に沿って存在する異空の地の名前。人間が立ち入ることのできないとされる、妖精が住む国。
エレン……フォースの母。紺色の瞳と亜麻色の髪を持つ。フォースが1歳半の時、ルーフィスと結婚した。フォースが5歳の時、住んでいたドナという村の井戸に何者かが毒を入れ、その毒が効かなかったせいで疑惑を持たれ、村民のカイラムに斬られて亡くなった。 神の守護者と呼ばれる一族の娘。サピロスという祖父がいる。ディーヴァにある神への供物台から結婚後数日のクロフォードにさらわれ、それにより自身が種族内で言い伝えられている人間だと知った。マクヴァルの作り上げた婚礼の儀に巻き込まれ、戦士としてのフォースを産んだ。メナウルに渡ってルーフィスと結婚、ドナの事件で死亡。
オーロ……命ある者すべてが死後に行くとされる天の国トルヴァールの神。

カ行

カイラム……ドナの住人。毒殺事件が起きた時、エレンを殺害した。カイリーの父。 エレン殺害後、フォースがヴァレスに引っ越してすぐに従軍し、戦地へ赴く。入隊して五年後、反目の岩付近で死亡。
カイリー……ドナに住んでいた時、フォースの遊び相手だった。毒殺事件で母を亡くした。カイラムの息子。 エレンを殺害したのが父親だと知り、ドナでフォースに謝った。
格技場……剣を練習するための場所。練習用の刃のない剣が置いてある。
神の子……マクヴァルが作った成婚の儀によって生まれた子供のこと。"神の子を宿して王家に嫁いだ巫女が産んだ"という位置づけになり、王位継承権も与えられる。また、神の子は王家の人間と婚姻関係を結ぶ決まりがある。神の子といっても、時を置かずに皇帝とも情交されられているので、実際はどちらの子かは分からない。唯一フォースがその立場にある。
騎士……メナウルの騎士の場合、一位(首位とも言う)〜十位までの数字付き、上位、中位、下位、新人がいる。通常は15歳から騎士の学校に入り、18歳で新人となってから城都で1年間の勤務の後、前線などのそれぞれの場に就く。
ギデナ……ライザナルの街の名前。馬車や馬を置く拠点がある。
クエイド……メナウルの、騎士の人事考課責任者。58歳。当時14歳のフォースを騎士に推挙した。フォースの、人を斬らない戦のやり方を反戦運動と呼んで嫌っている。背が低く太め。茶髪茶眼。 父親はライザナルの諜報部員。メナウルの先代皇帝に心酔し、メナウルのために働く。それに反目した息子はエレンをさらい、その場所をライザナルに報告するためにドナの井戸に毒を入れる事件を起こして処刑される。戦が終わって父親と息子の出自を知られることを恐れ、戦推進派となる。同じ理由で孫のゼインを使ってライザナル皇帝の血をひくフォースを見張らせるが、それによって無理が生じ、すべてを失う。
グラント……メナウルの二位の騎士。47歳。前線での仕事に体力的な限界を感じ始めているため、城内警備責任者になって城に留まっている。(緑) フォースに二位を譲る。退位後はゴートに居を構える。
グレイ……メナウルの神官。18歳。シルバーの長い髪と、赤く輝くシルバーの瞳を持つ。フォースと共にサーディの学友。頭がよく、回転も速い。 タスリルとは師弟関係になり、同じく弟子入りしたニーニアと結婚。ヴァレス神殿の神官長をしながら、タスリルの店をニーニアと共に継いでいる。
クロフォード……ライザナルの皇帝。52歳。レイクス、レクタード、ニーニアの父。ダークブラウンの髪に薄緑の瞳。 正妻はリオーネ。結婚して数日後、ディーヴァにある神への供物台からエレンをさらい、婚礼の儀を執り行う。
ケティカ……ルジェナの街の住人。換金所で働いている。15歳。髪と瞳は栗色。(後)  騎士になったブラッドと結婚。息子が一人いる。
ゴート……メナウルの村。城都より南にあるヴォルタ湖沿いにある。退役した騎士が多く住んでいる。ミューアの故郷。 ルーフィスが妻と住むための家を建てている。グラントも住んでいる。
コル……ハヤブサ。ファルの子孫。

サ行

サーディ……メナウルの皇帝ディエントと后セレーネの息子。18歳。スティアの兄。茶色の髪と瞳。真面目で正義感が強い。自分を押さえることのできる熱血漢。 フォースに1年遅れで結婚、ファリーナとディロスの二子を儲けた。(妻の座についたのは、あの人かもしれないし、そうでないかもしれない、という書き方をしてあります。ご想像のままに) ディエントが隠居生活を望んだため、皇帝を継ぎ、メナウルの行政のすべてを請け負っている。
サーペント・エッグ……ライザナルの身分証明を兼ねるお守り。ヘビのタマゴをかたどった物で、ロケットペンダントのように開く。開いた状態で、右に家族との細密肖像画、左に紋章が掘ってある。何本かの鎖で鎧の内側に付ける金具とつながっている。位が高いほど、装飾が派手になる傾向がある。騎士だと真鍮製が多い。高価で持てない国民は、本物のヘビのタマゴの殻を持っている。 王位継承権1位の者のサーペントエッグは金でできている。
サピロス……濃紺の瞳をした老人。(レ)  フォースの母であるエレンの祖父。エレンの身を案じてライザナルを訪れるが、マクヴァルの呪術によって黒曜石の鏡に封印された。後、フォースの手によって開放される。
サフラ……ライザナルの要人であるデリックの娘。22歳。左胸にホクロがある。 フォースがライザナルに戻ったときの披露目で相手にされなかったことと、父デリックがフォースを襲った際にシェイド神の力で溶かされてしまったことを逆恨みし、ゼインと共に復讐しようとした。
シアネル……アルテーリアの北東に位置する国の名前。ディーヴァ山脈を挟んで西にライザナル、南にはパドヴァルが隣接。遊牧民が多く住む。 ディーヴァ山脈の中腹に神の守護者と呼ばれる一族の村がある。
ジェイストーク……ライザナル諜報部員。28歳。目と髪は茶色。アルトスの友人。 ペスターデ(マクヴァル)の一人息子。母親をないがしろにする宗教的な行いからマクヴァルをペスターデの別人格と見破ったが、どうすることもできずに、つかず離れず見守り続けていた。
シェイド神……ライザナルで信仰されている神。文字ではなく、暗唱で伝わる宗教。 マクヴァルに降臨した後、呪術によって降臨を解くことができなくなっていた。フォースの戦士としての力によって降臨を解かれ、シャイア神と共にディーヴァに帰った。
シェダ……メナウルの神官長。47歳。昔、女神の降臨を受けていたミレーヌと結婚した。リディアの父。リディアに普通の女性として生きて欲しいため、ソリストにはしたくないと思っている。 苦労をさせたくないが為にリディアがフォースと一緒になることを反対していたが、自分が二人の愛情の地を固めた要因になったことを悟って折れた。 
シェラト……行方不明の上位騎士。(緑) 城都の中庭にある樹にいるドリアードに、妖精世界へと引きずり込まれて行方不明になる。ドリアード死亡と共に現世に戻るが、見た目で二〜三歳ほど歳を取っていた。その後、城周辺警備に配属になる。
シスター……メナウルで神殿に勤める女性の総称。神殿に住み、外に出ることはない。結婚も許されていない。
シャイア神……メナウルで信仰されている女神。降臨して力を発揮する。降臨が近づいたら妖精の出現が増える。 フォースの目の前でリディアに降臨した。フォースにシェイド神を開放させた後、ディーヴァへ帰った。
城都……メナウルの首都。単純に城があるからそう呼ばれている。
神官……神殿に勤める男性の総称。神官の家は神殿外にあり、結婚も許されている。
スティア……メナウルの皇帝ディエントと后セレーネの娘。16歳。サーディの妹姫。栗色の髪、ブラウンの瞳。明るくしっかりしている。 レクタードと結婚し、二人の娘マルジュとフェネスを産んだ。ルジェナ城に住んでいる。
スピオン……ライザナルの諜報員。前線にいる。(緑) フォースがアルトスをおびき寄せるために利用した。
成婚の儀……マクヴァルが女神の力を手に入れるためにでっち上げたシェイド神の教義。他国で女神の降臨を受けている巫女を、男神シェイドの降臨を受けている神官と情交させ、すぐに王家の人間とも情交させる儀式。ライザナルでは、男神シェイドとシアネルの女神アネシスの子という位置づけでレイクス(フォース)が生まれ、ライザナルの男神シェイドとメナウルの女神シャイアの子をリディアに産ませようとした。
ゼイン……中位騎士。22歳。神殿警備責任者。同期のフォースが上位騎士であることを妬んでいる。リディアに好意を持っているので、嫉妬も上塗り。 曾祖父がライザナルの諜報員で、祖父クエイドはメナウルの役人、父はドナの事件の犯人。ゼインは父が死んで後、身寄りがないことにして養子に入ったが、結局はフォースの見張り役としてクエイドに使われる形になった。リディアを襲い降臨を解こうとして失敗、後、マクラーン城でフォースを黒鏡に封印しようとし、アルトスに斬られて死んだ。
セルバード……中位の騎士。リディアを襲った悪人。(脇)
セレーネ……メナウル皇帝ディエントの妻。42歳。サーディ、スティアの母。
センガ……ゼインの隊(神殿警備)の兵士。神殿の侵入者を、ウィンと一緒に連行した。(緑)  ウィンとダールの仲間。メナウルの城の四階からリディアを巻き添えにして落下、ダール一人が死亡した。
ソーカル……タスリルのハヤブサ。
ソーン……タスリルの孫でラジェスに住む。10歳。赤毛にブラウンの瞳。7歳の時、メナウルで迷子になり、騎士になって1年ほど経ったフォースにラジェスまで送ってもらったことがある。 フォースの身の回りの世話をするようジェイストークに仕込まれ、フォースが皇帝に即位した後も介添役に徹している。
ソリスト……聖歌を独唱する歌い手。歌う時は白のロングドレスを着る。基本的にシスターと同じ生活をする。

タ行

ダール……ウィン、センガの仲間。(緑) ゴートにあるミューアの屋敷にて階段から落下、死亡した。
タウディ……ルジェナとラジェスの領主。リオーネの兄。レクタードとニーニアには伯父。薄茶色の髪に碧眼。 フォースがライザナルに入った後の披露目の儀でフォースの命を狙った。1度目はフォースが公にするのを拒んだが、2度目の失敗をクロフォードに目撃され、領主から降職となった。
タスリル……ヴァレスの薬売り。いつも黒いローブを身に着け、髪はグレー、瞳は明度の低い濃茶。ライザナルからの移民でジェイストークの知り合い。ソーンの祖母。ソーカルというハヤブサを飼っている。 神の守護者に使う特殊な薬を作成できる唯一の人。ライザナルではエレンに仕えていた。フォースがマクラーンに移った時に、ニーニアを弟子にしてヴァレスに戻り薬屋を再開、その後、グレイも弟子に入れる。フォースが皇帝に即位した1ヶ月後に死亡。
チュエナ……ルジェナ城の掃除のおばさん。ソーンの知り合い。
ディエント……メナウルの皇帝。44歳。后はセレーネ。サーディ、スティアの父。 「この街道の果てまで」の時には、城都より南の街で隠居状態、すべてをサーディに任せている。
ティオ……スプリガンと呼ばれる妖精。179歳。フレアを守るガーディアン。全身緑色の大きな体を持つが、人間の子供に姿を変えることができる。 フォースがマクヴァルを倒した時に、リーシャのガーディアンに鞍替えした。
ディロス……サーディの第2子。長男。11歳。
テグゼル……ライザナルの騎士。30歳。金髪に赤みがかった茶色の瞳。マクラーン城内の神殿警備をしている。 フォースがルジェナへ移った時から、側近の騎士を務める。
デリック……ライザナルの要人。55歳。小太りで、グレーの髪に緑の瞳。 サフラという娘がいる。シェイド神への信仰心からマクヴァルに荷担してフォースを襲ったが、そのシェイド神の力によって溶かされ死亡。
ドナ……フォースが五歳まで育った前線に近い村。フォースが5歳の時、村にある唯一の井戸に毒が混入される事件があり、村民の約半分が死亡した。広い墓を抱える悲しい村。
トルヴァール……命ある者すべてが死後に行くとされる天の国。パドヴァルの中央、大地の穴の中に落ちていく滝の下に広がる国とされる。
トレイル……ヴァレスにある劇場の、大衆演劇の役者。二位騎士フェーズの役を演じて話題になっている。

ナ行

ナシュア……女神付きのシスターの一人。(レ)
ナディエール……メナウル南東に浮かぶ島国。
ナルエス……ライザナルの騎士。ダークブラウンの髪に緑色の瞳。背が高く、ガッシリとした体つき。フォースと前線で出会い、反戦精神を持つようになった。(レ)  ライザナルに入ったフォースを色々な面でサポートした。
ニーニア……ライザナル皇帝クロフォードと正妻リオーネの娘。レクタードの妹。母、兄と同じ金髪碧眼。レイクスの腹違いの妹で許嫁でもある。8歳。(レ)  フォースが皇帝を継いだ時にタスリルの弟子としてヴァレスに移り住んだ。その後グレイと結婚、薬師として暮らしている。
ヌーヴェン……教義で大いなる神と呼ばれる神の名前。ディーヴァに住むとされる。
ネブリカ……バックスとアリシアの第1子。長女。16歳。
ネルギア……下位の騎士。リディアを襲った悪人。(脇)
ノルトナ……行方不明の新人騎士。(緑)  城都の中庭にある樹にいるドリアードに、妖精世界へと引きずり込まれて行方不明になる。ドリアード死亡と共に現世に戻るが、見た目で五〜六歳ほど歳を取っていた。その後、城周辺警備に配属になる。
ノルド……ペスターデの下で働く短髪の男の子。14歳。(後)  兄と一緒にリディア拉致をくわだて、楽園と呼ばれる無人島に島流しになる。

ハ行

バオム……有命の地に沿って存在する異空の地、妖精の国であるエスフィルの神にして国王。
バックス……中位騎士。髪と瞳は茶色。フォースの1年先輩の騎士で、兄のような存在。前線に出た時期が同じ。 アリシアと結婚し、ネブリカという女の子をもうける。
パドヴァル……アルテーリアの南東、メナウルの東に位置する国。妖精、魔物、ドラゴンなどがいるとされ、存在せざるモノの国として認識されている。黒の森、白の森、と呼ばれる、二つの大きな森が国を覆っている。
ビエンゼ……ルフトールの領主。マディクの親。アッシュグレイの瞳に髪は薄めのブラウン。(後)  後刻のページの一番下で説明しているサイトの「傀儡の持つ糸」に登場。
ヒンメル……パドヴァルで信仰されている神。
ファリーナ……サーディの第1子。長女。13歳。
ファル……フォースが飼っているハヤブサ。(レ)  コルという子孫がいる。
フェネス……レクタードの第2子。次女。11歳。
フォース……メナウルの上位騎士。濃紺の目にダークブラウンの髪。母はエレン。濃紺の瞳はエレン譲り。父は不明。エレンが亡くなってからは義父のルーフィスに育てられる。14歳で騎士になり、新人期間を持たずにいきなり前線に配属され、2年で上位騎士になった。仕事はそつなくこなすが、自分がらみの感情には疎いところがある。なんでもわりと顔に出るタイプ。  ライザナル皇帝クロフォードとエレンの第一子で皇位継承権一位。神の子とも呼ばれる立場。シェイド神の降臨を解いた後にリディアと結婚、レイサルト、レンシオン、レファシオ、リヴィールという4人の子供が生まれ、皇帝を継いだ。
ブラッド……グラントの隊(城内警備)の兵士。常々前線に出たいと思っている。(緑) フォースの隊に配属。(レ)  ライザナルで騎士になった後にケティカと結婚、息子が一人いる。
フレア……ティオに守られていた妖精。(緑)  城都の城の中庭にある樹に宿っていたドリアード。死が近くなった不安から4人の騎士を妖精世界に引きずり込んで騒動を起こす。城の4階から落ちたフォースとリディアを助け、宿っていた木が折れて死亡した。
ペスターデ……ジェイストークの父。 生まれたときからマクヴァルという人格を有していた。マクヴァルの意識に乗っ取られてからシェイド神の降臨が解けるまで、ペスターデ自身の人格は表に出てこられなかった。人格を取り戻してからは、寒さに強い作物を作る研究を進め、ライザナルの発展に大きく功を成した。
ペンタグラム……青い石を星の形に削った物。メナウルではお守りとして持つことが定着している。聖歌で繰り返される青と、守るべき土地という意味から、青い石が使われるようになった。人によって石の種類や大きさは様々。普通は鎖をかけてペンダントにするか、鎧の裏側に下げる。
宝飾の鎧……貴金属てんこ盛りな鎧。非常に重く、動きづらい。胸に大きなサファイアが付いている。(緑)  後に、着けていても容易に動ける形に作り替えられる。

マ行

マクヴァル……ライザナルで最高位の神官。53歳。シェイド神の降臨を受けている。黒一色の神官服に身を包み、細身で黒髪に黒い瞳。 シェイド神を体内に宿したままペスターデとして転生し、シェイド神の力を自在に操ることのできる状態で、神を現世に留めようと企てた。
マクラーン……ライザナルの首都。ライザナルの北方にある都市。
マクラーン城……ライザナルのマクラーンという都市にある。ライザナルで最も大きな城。
マディク……ルフトール領主ビエンゼの息子。髪と瞳はアッシュグレイ。(後)  後刻のページの一番下で説明しているサイトの「傀儡の持つ糸」に登場。
マルジュ……レクタードの第1子。長女。13歳。
マルフィ……フォースがヴァレスに住んでいた時の使用人。フォースには母代わりのような人。アリシアの母。
ミューア……城で行方不明になって久しい騎士。生きていれば百歳。ゴートが故郷。(緑)  城都の中庭にある樹にいるドリアードに、妖精世界へと引きずり込まれて行方不明になる。現世に戻るまでの間、ドリアードのフレアと恋愛関係にあった。ドリアード死亡と共に現世に戻るが、身体が朽ち果てており生還することなく崩れ落ちる。
ミレーヌ……リディアの母。シェダの妻。昔、女神の降臨を受けていた。その時の護衛がルーフィス。
メナウル……アルテーリアの南西に位置する国。北にライザナル、東にパドヴァル、ディーヴァ山脈からは南西に位置する。北に隣接するライザナルとは戦が百二十年もの間続いている。現地の人は茶系の髪に茶系の瞳。「新緑の枯樹」「脇道のない迷路」「嘘の中の真実」「鞘の剣」の舞台になる国。
モーリ……ナディエールで信仰されている神。
モンソルド……バックスの第2子。長男。14歳。

ヤ行

ヤーラ……惚れ薬で命を落とした妖精。(後)
ユヴォス……下位の騎士。リディアを襲った悪人。(脇)
ユリア……シスター見習い。17歳。ヴァレス神殿所属。 予定通り18歳でシスターになった。
妖精……シャイア神の降臨が近くなった頃から多く姿を現しはじめ、降臨が解けるとだんだん少なくなる。目撃するのは、主に子供。

ラ行

ライザナル……アルテーリアの北西に位置する大国。南にメナウル、ディーヴァ山脈を挟んで東にシアネル、ディーヴァ山脈からは西に位置する。南に隣接するメナウルとは戦が120年もの間続いている。
ラジェス……ライザナル南方寄りの町。側の切り立った崖の上にはラジェス城が見える。
ラジェス城……崖の上すべてを使って建ててある城で、橋を降ろさないと出入りできない作りになっている。
ラルヴァス……行方不明の中位騎士。(緑)  城都の中庭にある樹にいるドリアードに、妖精世界へと引きずり込まれて行方不明になる。ドリアード死亡と共に現世に戻る(歳は変わらず)。その後、神殿警備に配属になる。
リーシャ……ヴェーナの妖精ソリタリア・リーシャの通称。人間と同等の大きさがあり、カゲロウのような透けた羽を持つ。白い肌、長い金髪、赤みの強い茶系の瞳。 人間と恋愛関係にあったが、アルテーリアに来られない間に恋人が死亡。人間同士で恋愛感情を持つフォースとリディアをねたんで関係を壊そうとする。後、ティオをガーディアンとして側に置く。
リヴィール……フォースとリディアの第4子。長女。
リオーネ……ライザナル皇帝クロフォードの正妻。レクタードとニーニアの母。金髪碧眼。 マクヴァルに操られ、意志に反したまま、エレンとレイクスを拉致するように命令を出した。クロフォードはそれを隠さずに公表、バッシングからからリオーネを守った。
リディア……ソリスト見習い。神官長シェダとミレーヌの一人娘。琥珀色の髪に、光を緑に反射する薄いブラウンの瞳を持つ。優しく穏やかな性格。 シャイア神に降臨を受ける。シェイド神、シャイア神の降臨を解いた後にフォースと結婚、レイサルト、レンシオン、レファシオ、リヴィールという4人の子供が生まれた。
ルーフィス……フォースの義父。騎士長(一位、もしくは首位と呼ばれる騎士)。フォースが1歳半の時、その母エレンと結婚した。この頃、女神の降臨を受けたミレーヌの護衛を経験している。結婚後4年弱でエレンと死別してから、フォースを育てた。 フォースが皇帝を継いだ後に再婚、ゴートに家を建てている。
ルジェナ……ライザナル最南端の街。メナウルとの国境に程近く、ドナの北に位置する。 タスリルとソーンの出身地。
ルジェナ城……ルジェナの街の奥に建つライザナルの城。敷地が広く、四重の城壁と湖に囲まれている。 結婚した当初、フォースとリディアが住んだ城。フォースが皇帝を継いでマクラーン城に移った後、レクタードとスティアが移り住んだ。
ルフトール……ルジェナ・ラジェス領の北に位置する領地。見晴らしのいい高い塔で有名な居城がある。領主はビエンゼ。(後)  後刻のページの一番下で説明しているサイトの「傀儡の持つ糸」に登場。
レイクス……ライザナルの皇太子の名前。王位継承権一位。レクタードより誕生日が一週間早い。腹違いの妹ニーニアとは許嫁の関係。 フォースの本名。
レイサルト……フォースとリディアの第1子。長男。15歳。ダークブラウンの髪と紺色の瞳を持つ。
レクタード……ライザナルの皇太子。ライザナル皇帝クロフォードの正妻、リオーネの第一子。王位継承権二位。妹ニーニアがいる。母、妹と同じ金髪碧眼。 スティアと結婚、二人の娘マルジュとフェネスがいる。皇帝になったフォースを支えている。
レファシオ……フォースとリディアの第3子。三男。10歳。
ローネイ……リディアの家(城都)の一軒おいて隣の住人。 子供の頃リディアに求婚した。他の娘にも求婚していたことがリディアにバレていたが、気付いていなかった。
レンシオン……フォースとリディアの第2子。次男。13歳。

ワ行

ワーズウェル……城都で鎧を作っている職人。筋肉フェチ?  終戦の後、ルジェナに居を移す。



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